人気ブログランキング | 話題のタグを見る

雑記:はたしてそれは風だろうか

親知らずが気になってきたので
歯医者に行った。

とりあえず今日は検診がてらということで
歯の状態をチェック、クリーニングしてもらった。
いつも、こんなに綺麗にしてもらえるなんてと贅沢な気持ちになるので
歯医者は結構好きである。
(どうでもいいけど目、歯は、○医者さんって場所が職業名なの不思議。眼科はあっても歯科に行くなんて言ったことがない)

目にタオルをかけてもらって
いかに唾を飲みこまず鼻で呼吸できるかという精神修行みたいな状態から始まり
後半は慣れてきて半トランス状態。
チュイーン、しゅこーみたいな器具のノイズもそのままに
やや聞き取りづらい感じで歯科衛生士さんの声が混ざってくる。
おそらく序盤で言っていた「口閉じていいですよ」とか「もっと開けて」みたいなことを言ってるんだろうなと思いながら
仕上げに近づいた時
「風だしますね〜」「風あてますね〜」
と聞こえて、
ちょっと「あれ?」と思った。

もちろん水浸しの口の中を乾かす作業をしてくださるのは
まったくもって理解してるんだけど
ブサイクに大口開けたこの色気のないミニマムな作業の中で
「風」なんて風流な言葉がでてきたからなんだかもやもやしてくる。

動けず暇だから言葉を想像したりしてみる。
やっぱり「乾かしますね」「空気あてますね」くらいがしっくりくる。

風のイメージ。自然とか、自由とか。
機械でいうと扇風機から出てくるのも風だけど
暑い日は気持ちいいとか、その感覚もセットなような気がするから
やっぱり「風」という言葉のイメージはすごく豊か。
だから細い管でピンポイントで歯を乾かしている空気はなんだか風じゃない気がした。

# by m109m | 2023-11-27 22:11

『青ひげ公の城』終了!

========================
2022年9月8〜19日
ProjectNyx『青ひげ公の城』
@下北沢ザ・スズナリ
作:寺山修司 
構成:水嶋カンナ 演出:金守珍
========================

「♪今はもう秋〜」と勝手に口から出る今日この頃です。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。


昨年末の退団直後に、ProjectNyxの水嶋カンナさんと
『下谷万年町物語』からお付き合いのあるのぐちさんからお声がけ頂き、
この夏、金守珍さん演出の元でたくさんの経験をしてまいりました。

ProjectNyxの母体?である劇団・新宿梁山泊は20年近く舞台を拝見しており、
唐ゼミでは過去2度、梁山泊ホームのアトリエ、芝居砦・満天星で公演させて頂き
時には韓国の全州大学のプロジェクトで一緒にお手伝いさせて頂いたり
『ガラスの使徒』の映画の撮影現場にエキストラでお邪魔することがありましたが
実際に舞台を作る現場をご一緒することは実に初めてのことで
いろんな意味で、とても緊張いたしました。

金さんの稽古場での推進力とアイディアはものすごく、
振付の大川さんと、あれよあれよとあの複雑な構成ができあがり
またそれに難なく対応する若手メンバーにも目を見張りました。
(ドキドキしたけど、当然ながら私には踊る場面はやってこなかった…笑)
金さんが稽古場でやって見せて下さった動きや表情は
ぶっちぎりに面白く、どこを切り取っても名人芸で、
何しろ体幹と、搭載しているエンジンが桁違いでした。。


カンナさんプロデュースのProjectNyxは
梁山泊とはコンセプトを別にしていらっしゃり、
これまた実にきらびやかな世界で、ついていけるだろうかと
ドキドキヒヤヒヤしておりましたが
プロフェッショナルな衣装、ヘアメイクで見事に変身させて頂きました。
また、スタッフの皆さま、
殊更、ポーランド公演が控えているにもかかわらず
ギリギリまで本番の裏周りを支えてくださった梁山泊チームの皆様方や
後半支えて頂いた方々には頭があがりません。


劇中、豪華なマジックショーがふんだんに取り入れられてましたが
公演が終わってみると、
広いとは言えないスズナリで
役者以上?の存在感と縦横無尽に舞台を動き回る重厚な舞台セットたちや
マリオネット的な独特の陽気さの、黒色すみれさんの歌とともに
私自身も煙に巻かれたようで、
「あれ? 夢だったかな?」なんて気持ちです。
近いところにいながらも、深く知らなかった寺山修司作品を
また今後とも勉強していきたいです。


今回タッグを組ませて頂いた日下由美さんをはじめ
個性あふれるベテランの女優の皆さま、
エネルギー溢れる若手の皆さまとご一緒できて
かけがえのない、贅沢な経験をさせて頂き
金さん、カンナさんには本当に感謝です。ありがとうございました。



最後になりましたが
会場に見に来てくださったお客様、ありがとうございました。
また新たな出会いと旅に向けて
こつこつと牙を研いでいきたいと思います!!!
また会う日まで〜〜

Toku Megumi

『青ひげ公の城』終了!_b0132361_11275079.jpg
『青ひげ公の城』終了!_b0132361_12562242.jpg
(撮影:石澤瑤祠)

『青ひげ公の城』終了!_b0132361_11283917.jpg
↑ヒロインの今川宇宙さんが全員分のイラストを書いてくれました!
 みんなの特徴をつかんでいてほんとすごい。
『青ひげ公の城』終了!_b0132361_11410990.jpg
おしまい!


# by m109m | 2022-09-22 11:31

退団します!

月初めに唐ゼミHPでお伝えしてから、
引き継ぎ作業などをしつつ、昨日正式に劇団を退団いたしました。
これまで劇団を通して応援して下さった皆々様、
本当にありがとうございました。
いろんな方にお言葉をかけていただきうれしかったです。
思いはすでにHPに出したコメントが全てですが
少し振り返りつつ改めてお伝えさせてください。


大学に入り、室井さんをはじめ刺激が強すぎる教授陣や、
入学式の日に知り合いになりずっと行動を共にした椎野、
クセの強い同級生らに囲まれて、
うろうろと自分の道を探っていました。
自分が役者を目指すとはこれっぽっちも思っていなかった時に、
教授としてきておられた
唐さんご本人や作品の強烈で甘美な毒をくらい、
生きててこんなに面白いことがあるのかという衝撃が原動力になり突っ走ってこれました。


出会った当時から、すでに熱く芝居作りに邁進していた
中野の底上げが非常に大きいのですが、(最初から最後まで…)
様々な唐さんの天才的なおかしみや悲しみのある役を
骨の髄まで感じて舞台に立つことができたのは
本当にかけがえのないことでした。

初の『腰巻お仙 義理人情いろはにほへと篇』はもちろんのこと
全ての作品、上演に思い入れがあります。
なかでも、古くは『鉛の心臓』の「夕顔」、
『黒いチューリップ』の「ノブコ」、『海の牙』の母など、
弱さや卑屈さゆえの強い思いでとんでもない行動をしたり、
悲しみの中にどこか面白さがにじみ出る役が格別に好きでした。
(相手役が椎野なので遠慮なくぶつけてたと思います。)

かといって、もしかしたら一番感情移入したのはおじさんの役である
『下谷万年町物語』の軽喜座の座長かもしれません。
主人公らの
「(合同公演の打ち上げは)サフラン座の者だけはこちらでやらしてもらう」
という科白、舞台裏で聞いていて、
いつも「なに~」って(愛を込めて)心の中で唐さんに突っ込んでいました。
そして今もたまに思い出します。

 唐さんには中野をはじめ本当に可愛がっていただき、
 時には強烈にお叱りを頂いたり、ヒリヒリした日々でもありました。 
 唐さんと一緒な空間にいるだけで本当に贅沢で豊かな時間を頂きました。 
 唐さんへの思いは格別なのでまた改めて。

長年ヒロインは椎野が務め、その安心感のもと気ままに暴れて(甘えて)きたわけですが、
新国立やKAATなど劇場公演という局面で大役をまかせてくれたことも
大変貴重で特別で責任の大きな経験でした。

そして正式(?)に椎野から役割を引き継いでから、
2019年のみなとみらい公演『ジョン・シルバー』三部作にて、
舞台上でこれまでと全く違う境地を感じました。
まだまだ成長できるという喜びと、
違うステージが見えたような実感を得ることができて、
大作『唐版 風の又三郎』に気負うことなく
自由な心構えで向き合うことができたのではないかと思います。

またチラシを作る作業も自分にとっては大事な過程でした。
劇のフラッグを作るべく、
絵かきでもないので「素人の気合い」と鼓舞し、
稽古より前に中野と台本について話し、向き合いました。
時間ばかりかかったりして待たせることも多く苦戦続きでしたが、大事な時間でした。
おかげでillustratorとphotoshopがある程度使えるようになりました(笑)。
「k.徳鎮」は御察しの通りダジャレである時中野がつけました。
(彼は坊主でアザラシに似ていたので当時のペンネームは痣嵐。)
決して自分一人で作ってきたわけではないので、総合体として好んで使用してました。



話し出したら際限なく・・


劇団員としては本当におんぶにだっこで、
これまで一人じゃなかったからこそ続けられた局面もたくさんありますが、
仲間みんなに感謝しつつ役者としてどこまで勝負できるかやってみたいです。
最近あるWSに思い切って参加してみて、
2週間ほどかけて最終的にはボディブローをくらいましたが(笑)、
それも含め芝居をする喜びを直に体感できる機会がありました。
洗礼を受けた気分です。

世界は未知でおもしろい!

これからも何がどうなるかわかりませんが、
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


みなさま、良いお年を!

2021年12月28日
禿恵

# by m109m | 2021-12-28 15:47

『唐版 風の又三郎』延長戦 終了!(エンドロール客演陣編)

唐ゼミ☆『唐版 風の又三郎』延長戦
終わった。終わってしまいました。
果たして何か終わったのだろうか。


昨年、初めてこの大作に関わり
再演をやりきるという目標を掲げ、
膨れ上がるコロナ感染者数にビクビクしながら慎重に稽古を重ねた8月9月。
気づけばあれよあれよと数字も下がっても常に気が抜けないまま
怒涛のテント立てからの本番6日間。
本番後に解体作業にとりかかり、、先週、大まかな片付け作業完了。
全速力で駆け抜けすぎて、まだ空を飛んでおります。

あれ、どうやって着地するんだっけと魂だけうろうろしておりますので
個人的に謝意とともに振り返ってみたいと思います。(サポートが大きすぎて振り返ることすら恐れ多く感じる。。)

「感謝」という点では、これまで以上に、本当にとても感謝しきれないほど多くの方のご協力、ご支援をいただき
舞台が成り立っておりました。
出演者&スタッフの皆さん、設営や当日運営を助けてくれた皆さん、花やしきさんや十和田おかみさん、
公演にご支援頂いた皆々様、
そして劇団員のみんな。
耳鼻咽喉科の先生や、親身になってコーディネートに付き合ってくれたショップのお姉さんや、翌日届けてくれるamazonや、もう、直前の休みに行った美容院の気だるいニイちゃんにも、ありがとうと言いたい。

とても返しきれませんが
舞台を見た方が楽しんでもらえていたらと願うばかりです。

ーーーーーーーーーー
ゼミログで中野が細かく役者紹介してますので
私なりの客演陣エンドロール。

初めて参加してくれた客演の皆さん、
抜き稽古で最初はお互いに探り探りでしたが
終盤、全体稽古やテント立てなどで時間を重ねていくうちに
いろんな個性やうれしいギャップや愛らしさに触れて
短い期間で終わってしまったことが寂しく思います。


「平泳ぎ本店」から参加してくれた
丸山雄也くん、どこまでも役を探求する姿に大変刺激を受けました。ペアとして大変頼もしかったです。
小川哲也くん、声が大変かっこよく、正確でクールで寡黙な彼ですが、寡黙の中に淡々と牙を研ぐスイーツ男子。
松本一歩くん、本当に底がしれません。あのガタイの大きさとは裏腹に主宰なだけあって細やかに気を使って常に稽古場に笑いと衝撃をくれました。

昔馴染みの
ワダ タワーさん、久々の唐ゼミ参加でしたが、舞台に作業に大活躍の安定した存在感で、役にぴったりな優しい彼にただただ甘えてしまう。。
鷲見武くん、彼もまた気遣いの人。自分の劇団を立上げ、より頼もしくなった部分と、彼独特のお茶目さで最後まで舞台に幸せを添えてくれました。
渡辺宏明くん、久々の彼は7年前とは全然違っていて、稽古をしている時に言ってくれたことは目から鱗なことばかり。カウンセリング力が高すぎる。

初参加の
佐野眞一さん、年齢すら個性に生かしつつ、人一倍動きまわる。役者の先輩として本当にすごいです。
(いつもドンピシャなタイミングで足をつかんでくれたことに人知れず感動してました。)
衣装にアイロンをかけてくださる姿は、もうテーラーのような雰囲気すら醸し出す。
佐藤昼寝くん、不敵な佇まいでいつも何か狙っていて、彼もまた底知れない魅力満載で思い出しては顔がにやけます。
井手晋之介くん、大胆な演技で舞台を盛り上げてくれつつも、ちょっとした舞台上のあれこれをさりげなく回収できる広い視野の彼にいつも救われました。
荒牧咲哉くん、表に裏に、着実に役割をこなす安定した立ち姿と優しく穏やかな雰囲気で、日ごとに過酷になっていく現場を支えてくれました。
赤松怜音さん、めっちゃかわいい(笑)。が、可愛さ以上にバリバリに舞台を支えてくれた縁の下の力持ち。最終的に舞台裏でもめちゃくちゃお世話になりました!ありがとう!

もはや常連となった
丸山正吾くん、昨年に続き今回も大暴れしてくれました! 昨年からの課題を共同作業で回収できたこともよかった!そのあとすぐに違う舞台に出ているのを拝見して、ほんと化け物です。
鳳恵弥さん、数多く主演をされて鍛え上げられた彼女の姿勢は見習うことばかりです。筋が通ったかっこいい方です。


みなさま本当に経験値の高い方ばかりで
客演の皆さんと一緒に
この大作の再演を最後までできたこと、感謝しかありません。
本当にありがとうございました。

# by m109m | 2021-10-28 23:49

延長戦!

『唐版 風の又三郎』延長戦
「飛ぶぞ!飛ばせ!飛ばしてみせる!」というセリフのように
今年の10月、青テントの心のホームである、花やしきさんにて公演をぶち上げます!
花やしき内劇場を含め、2009〜2015年と6年連続でお世話になっていた花やしきさん。
新宿中央公園がいよいよ難しくなったのをきっかけに
久々に戻ってくることができて心が弾みます。
この前浅草の近隣の皆様にご挨拶に伺ったのも、懐かしさにワクワクいたしました。
ということで、
やっと見えてきた10月公演、安全に慎重に、前のめりに進みたいです。
ご期待ください。


ーーーーーーーーーー

唐十郎の最高傑作!
今度は浅草で飛ぶ!!!

劇団唐ゼミ☆
第30回特別公演 延長戦
『唐版 風の又三郎』
2021年10月12日(火)〜17日(日)
15:30開演
浅草花やしき裏 特設テント劇場
チケット発売9/21(火)10:00
詳細
#唐ゼミ
#唐版風の又三郎
#花やしき
#唐十郎戯曲を読む

延長戦!_b0132361_10244533.jpg
延長戦!_b0132361_10245486.jpg
延長戦!_b0132361_10262424.jpeg

# by m109m | 2021-09-23 10:27 | 唐ゼミ


禿恵(トクメグミ)役者


by m109m

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

information

[ざっくりbio]
2001年〜2021年まで劇団唐ゼミ☆所属。劇団旗揚げメンバーの1人。主に唐十郎戯曲のコミカルな役からヒロインまでテント劇場で研鑽を積む。新国立劇場、KAAT神奈川芸術劇場での舞台も踏む。2021年オンラインワークショップを行う。

2004年唐組『眠りオルゴール』
2009年カメラ雑誌CAPAにて3号連続特集
など。



[ご依頼、お問合せ]
megtoku^gmail.com

検索

以前の記事

2023年 11月
2022年 09月
2021年 12月
2021年 10月
2021年 09月
2020年 09月
2020年 07月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
more...

フォロー中のブログ

from our Dia...
エンゾの写真館 with...
ARTIUM Reports
喉ニュース
ニクコの美術とか。
新人劇団員の記録
キリコのざくざく雑記
グラティナ便り

その他のジャンル

記事ランキング

ブログジャンル

演劇

画像一覧